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出石そばの歴史は古く宝永三年(一七〇六)に信州上田より、 仙石氏がお国替えとともに、そば職人を連れてきたのが始まり とされています。その後、屋台売りをするそば屋が、持ち運びに便利なので出石焼の小皿にそばを盛って出したのが始まりとされています。のちに出石皿そばとして、現在の様式が確立されました。



みなさんもごぞんじの通り、出石町は関西屈指の蕎麦処です。出石のそばは、信州上田から伝わった蕎麦の技法と関西の麺つゆがあわさって誕生しました。だから、麺もつゆも美味しくいただけるのです。現在、50軒近くの蕎麦屋があり、それぞれ伝統の味を守り続けています。

■伝統ある「三たて」(「挽きたて」「打ちたて」「茄でたて」)
そばの三たてとは、「挽きたて」「打ちたて」「茄でたて」の三つのたてからきていて「挽きたて」とはそば粉を製粉したすぐの状態、「打ちたて」とはそばを打ち終わった状態、「茹でたて」とはそばを茹で上げてすばやく水切りした状態のことです。
そばは時間がたつと味(鮮度)が落ちてしまうので時間との勝負なのです。ただし、切り立てのそばは、沈まずに浮いてしまってうまく茹であがらないので、包丁で切った後は少しねかします。


■黒いそばが特徴
挽きぐるみと言われるそばの実と皮を 一緒にひく製法が出石そばの特徴です。
石臼で丸引きした粉で打ったそばは黒 く、皮の持つ高い香りと独特の食感わ ずかな雑味があり本当の蕎麦の味がするのです。




出石では、一般 に箸を立てた高さを食べると成人男性の一人前と言われています。また、毎年4月初旬に行われる「桜祭り」の行事でもある出石名物の「そば喰い大会」では、最高80枚以上も食べた方がいます。